1日1日を大切に。小さな幸せにも気づけるようになった高野山での住み込み生活でした。
プロフィール
【氏名】丸田 映莉香(20代)
【職業】フリーランス(日本各地で住み込みスタッフとして働きながら暮らし中)
【業務内容】
・宿坊寺院における客室清掃、配膳等の運営補助業務
【時期】2025年2月下旬から3月下旬の4週間
- # 20代
- # 旅
- # 社会人
インタビュー内容
はたらく旅に参加しようと思った理由は何ですか?
知人から「はたらく旅」のことを聞いて、自分で調べたのがきっかけです。ちょうど2024年5月に三重から奈良、和歌山を旅行していたときに高野山の奥の院を訪れて、空気感が他と全然違ったので「また来たい」と思っていたんです。
前回は新緑の季節だったけど、今度は冬の高野山も見てみたくて応募しました。もともと神社巡りをするのが好きで、仏教にも興味があったので、宿坊での仕事にも惹かれました。

雪が積もる時期に訪れることが出来ました
滞在中の時間はどんなふうに過ごしていましたか?
1日をなんとなく過ごすのではなく、大切にしようと思いながら過ごせた日々でした。寮から宿坊までは自転車通勤だったのですが、朝の澄んだ空気の中で景色を眺めながら向かう時間もよかったですし、休日も自分で「今日はどう過ごそうか」と考えながら行動していました。
また、今回は冬の高野山に惹かれて応募したのですが、3月でも雪が降って、雪の根本大塔など美しい景色が見られて、本当に参加してよかったと思いました。

御影堂もきれいでした
高野山でのお仕事はどんなことをしましたか?
宿坊寺院さんでの仕事は配膳から始まって、客室のチェック、布団の上げ下げ、清掃などいろいろありました。それぞれの宿坊寺院さんに個性があって、働くことでその個性を知ることが出来たので面白かったです。
また観光ではお坊さんはお経をあげている姿しか見れないから、滞在したことでお坊さんの生活が見れたり、お坊さん同士の日常会話が聞けたり、高野山の日常にリアルに触れることができて良かったです。

通勤時の景色です
観光で来るのとは違う景色が見れた感じですかね?
その通りですね。観光だったら宿坊寺院さんは「外から見る建物や風景」だったと思うんですが、働いてみて初めて「中の景色」が見えました。お坊さんや修行僧の方と一緒に働く、という経験ができて、高野山で仕事をしているんだという実感が湧きました。景色ではなく、自分の経験となったことが貴重だと思いましたね。

奥の院も何度も通いました
他の参加者メンバーと関わりはありましたか?
ありましたね。同じ時期の参加メンバーとは寮で話したり、高野山未来創造プラットフォームのスタッフの方々ともよくご飯を食べに行ったりしました。参加者の中には資料を集めて毎日勉強している方もいたので、良い刺激を受けることが出来たと思います。

同期メンバーと一緒に火祭りにも参加しました!
はたらく旅はどんな人におすすめですか?
仏教に興味がある人はもちろんですが、「日々を忙しく過ごしているな」と感じている人にもおすすめです。働く意味とか、自分の時間をどう使いたいかを見つめ直せると思います。
あと、旅したいけどお金がなくて諦めてる人にもぜひ。自分を見つめる環境に自然となれる気がするので「自分を変えたい」と思ってる人にはとてもいい機会だと思います。

壇上伽藍も迫力がありました
はたらく旅に興味がある人にメッセージをお願いします。
高野山は厳格な場所で、勉強してからじゃないと行っちゃいけないみたいな感覚があるかもしれません。ですが、高野山の方はみなさん気さくに接してくれますし、自分で敷居を高くせずにもう少し気楽に来てみてほしいなと思います。
最後に、はたらく旅に参加する前と後で変化はありましたか?
小さな幸せに気づけるようになったと思います。特に掃除をたくさんしたからか、気持ちが晴れやかになって、帰るときも自然と笑顔になっていました。
私が体験したリゾートバイトでの清掃はシステム化されてて気持ちを込める感じではなかったのですが、宿坊寺院さんでは廊下の雑巾がけなど昔ながらのやり方だし、毎日とても丁寧に掃除するため、昔からある物を大事にしている空気がありました。そういう中で「掃除が好きになった」という感覚があって、社員寮に帰ってからも「ちょっと疲れてても掃除したい」って思えるようになったんです。
やらされる仕事ではなくて、ある程度教えてもらったら自分に任せてらえるので、「ここで手を抜いても意味はないな」と思いましたし、楽しいと感じながら掃除ができたので、好きになりましたね。

コウヤマキを使った草木染も体験しました!



