高野山『はたらく旅』紹介所

～滞在型就労スタッフ採用ポータルサイト～

今回インターンシップ参加にあたって目標は？

　私は現在東京のインターナショナルスクールに通っており、日本の学校で言う高校1年生です。今回、母と一緒に夏休みを利用して5週間の間、このインターンシップに参加させていただきました。インターンシップに参加した動機は、「チームワーク」を実際の職場で体験してみたかったということです。普段の学校生活と全く違うコミュニティに浸るだけでも何か自分の経験になるのではと思っていました。

実際にインターンシップに参加してみてどうでしたか？　

　実際に参加してみて、期待以上の気づきが得られました。　
　はじめの1週間はアルバイトをすることも初めてで、仕事上の色んな事が初めてで、色んな人とのコミュニケーションもあり、1週間が長く感じましたが、気付いたら環境にも慣れて楽しむ余裕が生まれてきた感じです。例えば、カフェでは自分がチームの一員として働いていることを強く感じて、働くのがとても楽しく感じるようになってきました。
　同時期に参加しているインターンシップの仲間や、DMC高野山のカフェのスタッフの方は、自分のこれまで接してきたコミュニティと違う経験や価値観を持っていて、そういった仲間と一緒に働けたことも、大きな経験でした。特に忙しい時間帯にスタッフと協力してうまくオペレーションを回せた一体感が楽しかったです。
　高野山に来る前、私はチームの中でリーダーシップを発揮することが自分の持ち味だと思っていましたが、チームで行動することの楽しさに改めて気付きました。
　DMC高野山のスタッフは、新しく来る人に慣れていて、いつも優しく接してくださり、働くのが初めてだった私でも自然とその中に入っていけました。

単刀直入に、インターンシップに参加して良かったですか？

　このインターンシップを通して他の人にも勧めたいような経験が積めたと感じています。特に自立して自分の責任で行動する体験ができたのが大きかったです。
　アルバイトすることも初めてという状況でしたが、自立した一人の大人として生活する体験ができました。例えば、小さいことですが、時間通りにきちんと職場に行くという行動１つをとっても、社会のなかで「責任を負う」ということを高校生のうちに身をもって経験できたことがすごくよかったと思います。
　また普段と全く違う新しいコミュニティや環境において、それに慣れないといけない経験もとても貴重でした。

夏休みが終わって学校生活が始まりましたが、何か自分に変化はありましたか？

　今回のインターンシップを通して、普段自分が接しているのと全然違うコミュニティに触れたことで、学校の同級生を含めて人に対しての対応の仕方が変わったなという感じがします。
　学校でも色んな価値観を持った人がいてその中で小さいけど色んなコミュニティがありますが、無意識でしたが自分に近い価値観を持った人やコミュニティと接しがちで、それ以外のコミュニティと接することに少し緊張していたような気がします。ですが、インターンシップを通じて、様々な価値観を持った自分と全く違うコミュニティに属する人と触れたことでそういったコミュニケーションの場にも慣れ自分に自信がついたのか、学校でも誰とでも自然に話をできるようになった気がします。

外国人観光客への接客経験で印象的なことはありましたか？　

　高野山に来訪する観光客は国籍も多様で、色んなお客様と接する機会がありました。様々な人に接する練習になったと思います。中央案内所で期間限定で実施していた作務衣のレンタルサービスを利用しているのも大体外国人観光客の方でしたね。
　VRシアターでは、ヨーロッパからいらしたお客様にどんなものなのか聞かれて、説明をしたことが印象に残っていますね。皆さん日本の歴史に興味を持って高野山に訪れているので、私自身にとっても歴史を学ぶ良い機会になりました。

今回初めて高野山に来て、この場所についてどう感じましたか？

　私は東京で生まれ育って、今も東京の学校に通っていますが、普段の環境と全く違って、自然がとにかく豊かという印象です。コミュニティが小さく人が少ないから、道を歩いていると知っている人ばかりに会って、新鮮というか不思議に感じました（笑）。

滞在中、他に印象に残ったことはありましたか？

　DMC高野山の大田原社長が自ら行ってくださる奥の院ツアーですね。社長が自ら、色んな場所を廻って、その場所の歴史やストーリーについて詳しく説明してくださるのですが、スクリプトなしにここまで案内できるのが純粋にすごいなと思いました。そしてなにより社長自身が楽しんでツアーを行っていて本当に高野山のことが好きなんだなと思いました（笑）。