Working Experience

「非日常的な日常」を体験できた3週間でした!

プロフィール

プロフィール
【氏名】円谷翼(30代)
【職業】会社員
【業務内容】
・宿坊寺院における客室清掃、配膳等の運営補助業務
【時期】2025年6月上旬 から2025年6月下旬の3週間

  • # 30代
  • # 日常リセット
  • # 社会人

Q.そもそも、なぜ“初めての短期滞在プログラム”に高野山を選んだのでしょうか。

「北海道北広島市の地域おこし協力隊として3年間活動したあと、私生活の変化も重なり、一度立ち止まって心身を整える必要がありました。そんなときにテレビ番組『カンブリア宮殿』で短期滞在プログラムを知り、“静かな場所でリセットしたい”という思いから高野山を選びました。

厳かで落ち着いた環境で過ごしたいという気持ちが強く、レビューの良さも後押しになりました。高野山が目に入った瞬間に“ここだ”と感じたんです。環境を変えて自分を見つめ直したいと思い、参加を決めました。その後は、四国の短期滞在プログラムに2か所参加し、お遍路を巡る旅にもつながっていきました。

高野山で過ごした日常は、僕にとって大きなターニングポイントになりました。

お坊さんとの出会い

Q.ターニングポイントと思ったのは何かきっかけとなる出来事があったんですか?

和歌山も高野山も初めてだったのですが、実際に訪れてみて、高野山そのものが持つポテンシャルに圧倒されました。世界遺産としての歴史や建造物の美しさはもちろん、厳かな雰囲気に触れるだけで心が癒されるような感覚がありました。

滞在中は毎朝ランニングをして汗を流していたのですが、非日常の場所でありながら、不思議と落ち着ける空気がありました。そして何より印象に残っているのは、人との交流です。宿坊の皆さんをはじめ、高野山で出会った方々が温かく受け入れてくださり、その距離感がとても心地よかったです。

皆さんが良い意味で干渉しすぎず、自然体で接してくださったおかげで、僕自身も自然体でいられました。本当に良くしていただきました。

朝の護摩祈祷を外から見学させていただきました。

Q.高野山で色々と交流されてたと思うのですが、いかがでしたか?

そうですね。特に、一番シフトに入っていたとあるお寺さんは、完全に“心のよりどころ”でした副住職さんも奥さんもスタッフさんも本当に温かくて、勤務時間以外でも交流させていただいたりして、本当に嬉しかったです。

高野山にいるときは、とにかく自然体でいれました。とにかく居心地がよかったです。

あとは、デジタルミュージアムのカフェでも働かせていただいたのですが、そこのスタッフさんも良くしてくれましたね。北海道までスタッフの男の子が会いに来てくれたりもして嬉しかったです!

基本的に、飲み会で交流を深めましたね!同期の二人とは初日に意気投合して、すごく仲良くなって、滞在中いろんなところに行きました。

三鈷の松を拾いに行きました!

Q.円谷さん的な高野山のおすすめは?

朝のランニングは本当におすすめです奥の院までの道を走っていると、静けさの中で自然や歴史に見守られているような感覚があり、とても心地よい一日の始まりを迎えることができました。

北海道に戻って改めて感じたのは、高野山全体に漂う“非日常の空気感”です。地元ではなかなか味わえない独特の雰囲気があり、その特別さこそが高野山の魅力だと思います。

奥の院は特におすすめスポットでした

Q.高野山での仕事はどうでしたか?

カフェの仕事はとても忙しかったのですが、その分、やりがいがあって楽しかったですね。宿坊でのお手伝いも同じく楽しく、さまざまなお寺さんに行かせていただいたことで、ゆったりとした雰囲気のお寺もあれば、お客様と接する機会が多いお寺もあり、それぞれの特色を感じることができました。

K-PLATや関わる皆さんがこれまでに築き上げてきた土台がしっかりあることも実感しました。その環境の中でスタートできたことは、とても心強く、安心して取り組むことができました。

Q.高野山での経験は、その後の人生にどんな影響を与えましたか。

四国八十八ヶ所も巡ったのですが、どの土地とも違う“高野山ならではの空気”がやっぱり一番心に残っています。四国へは短期滞在プログラムを活用して、約2か月ほど滞在し、滞在先で車をお借りできたこともあって全て回ることができました。その旅の流れの最後に高野山に行くんですよ。

もともと宗教にはあまり詳しくなかったのですが、高野山で過ごす中で“良いな”と思える瞬間がたくさんありました。宿坊で働くことでお寺の内側を知れたり、お坊さんとお話しする機会があったりと、普段の生活では得られない学びがありました。

四国へ行こうと思えたのも、高野山での経験があったからこそです

四国八十八か所、まわりきりました!

Q.休みの日は何をされてたんですか?

休日はアクティブにいろいろな場所へ足を運びました。

レンタカーを借りて、アドベンチャーワールドでパンダを見ました。ほかにも、サウナが好きで、紀美野町のサウナにも行きましたね。

高野山に行く前に大阪万博にも行きました。

高野山内でも、高野山大学の供養に連れていっていただいたり、青葉まつりを見たり、本当に濃密な時間でした。

高野山大学行道部の皆様の法会にも参加させていただきました。

また、朝の勤行に参加させていただけるお寺では積極的に参加させていただきました。1日の始まりにお経を聞くという、普段の生活ではなかなか得られない体験がとても心地よく、気持ちが整う時間でした。奥の院の生身供も印象に残っています。

3週間とは思えないほど盛りだくさんで、アクティブに行動していれば自然といろいろなご縁や機会が生まれていく、そんな流れの中で過ごした日々でした。

印象深い、朝の生身供

Q.生活で不便はなかったですか?

不便はなかったですね。高野山はある程度、日常に必要なものがそろってるなと思いました。
寮も良かったです。快適に過ごせましたし、場所の距離感も良かったです。
ご飯屋さんもどこも美味しかったですし。
賄いを出してくださるお寺さんもあって、ありがたかったです。
朝ランしてないと、太って帰ってましたね(笑)

休みの日はいろいろな場所に観光しました!

Q.高野山に来る前と来た後で気持ちの変化は何かありました?

全く高野山について知らない状態で訪れたのですが、実際に過ごしてみて“世界遺産になった理由がよく分かる”というほど、場所そのものの特別さを感じました。建造物の美しさや歴史だけでなく、空気そのものが独特で、ほかにはない魅力があります

また、宿坊で働くことで、お寺の内側の仕事やお坊さんとのやりとりを間近で知ることができたのも貴重な経験でした。普段の生活では触れることのない世界に入らせていただいたことで、視野が広がったと感じています。

高野山での生活が終わったあとも、日常の中でお寺さんと接する場面で“ある程度の理解を持って関われる”ようになり、その経験が今の生活にも生かされていると感じます。それが四国への旅にもつながりましたし、宗教についても“生きていくうえで自然と寄り添ってくれるものなんだな”と感じるようになりました。

僕自身、心身のバランスを崩していた時期もありましたが、高野山での時間を通して“こういうふうに向き合えばいいんだ”というヒントを得られた気がします。今では、空海さんに感謝したい気持ちです。

高野山ならではの行事にたくさん参加できました!

Q.どんな人におすすめしたいですか?

20〜30代の若い世代の方にこそ、ぜひ来てほしいと思います。その後の人生に良い影響を与えてくれる体験になるはずです。お寺や四国遍路も含めて、“5〜60代になってからゆっくり訪れる場所”というイメージがあったのですが、実際に滞在してみると、生きていくうえでのヒントがたくさんありました。

観光で数時間訪れるのではなく、2〜3週間滞在するからこそ得られる学びや気づきがありますし、さまざまな年齢層の方と交流できるのも魅力です。

僕自身、最初の滞在先を高野山にしたおかげで、今の自分があると感じています。


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