Working Experience

人生100年時代を全力で楽しむ私が、高野山を”リピート”したくなる理由

プロフィール

プロフィール
【氏名】笹原靖子(50代)
【職業】アルバイト
【業務内容】
・宿坊寺院における客室清掃、配膳、受付等の運営補助業務
【時期】2025年6月中旬から2025年7月上旬の3週間、2025年10月中旬から2025年10月下旬の2週間

  • # 50 代
  • # リピート
  • # 日常リセット

Q.高野山に応募するきっかけは何だったんですか?

高野山の求人を見つけたのは、ちょうど5年続けた仕事を辞めたタイミングでした。
以前から夫に「一人で住めるアパートもあるし、リノベされてて良いんじゃない?」と勧められていて、頭の片隅にずっと残っていたんです。
GWに働きたいと思っていた別の仕事は断られ、いくつか未経験のバイトを探していたとき、ふと高野山の求人が目に入りました。
夫から子供たちからも「自分たちも遊びに行くから行ってみてよ」と背中を押され、思い切って応募しました。

奥の院のお化粧地蔵さん

Q.笹原さんはリピートで二回きてくださりましたが、最初に高野山に来たときの印象はいかがでしたか?

最初、正直高野山がどこにあるのかも分からず、「天空の町」というイメージだけでした。
初めて高野山に来たとき、繁華街から山に入った瞬間、景色が一変し、電車の窓から見える山々が神々しくて胸がいっぱいになりました。
滞在しているアパートの窓からも山が見えて、「ああ、本当に山の上に来たんだ」と実感したんです。
二回目の滞在中にレンタカーを借りて、龍神の方に行ったんですがそこから見る山と、高野山から見る山はなんだか違っていて…実際に来てみないと分からない感動がありましたね。

大門まで来ると山々が良く見えました!

Q二回目の参加に至ったのは何が理由だったんですか?

初めての参加のときに、とても良い出会いがたくさんあって本当に楽しかったんです。二回参加したら、どう感じ方が違うのかなと思ったのもあり、リピート参加しました。二回目の参加のときに、お寺さんから「また来てくれたの?」と声をかけてもらえたことが嬉しくて、場所の魅力と人の魅力、どちらも強く感じました。期限が決まっているからこそ、不便さも楽しいですよね。

仕事終わりに「食べ物がない!」と慌てたり、お寺でいただいたミスドで異様にテンションが上がったり。山の上だからこそ味わえる“非日常”が心地よかったです
高野山で過ごすうちに、お大師さまや真言宗がぐっと身近になりました。実家が真言宗ということもあり、お坊さんと話す時間がとても貴重で、帰ってから地元のお寺を調べるようにもなりました。
「お寺ってこういう仕組みなんだ」「建具の昭和感が愛おしい」
そんな視点が自分の中に生まれ、世界の見え方が変わった気がします。

Q. お仕事はどうでしたか?

とにかくキャラが濃くて、毎日が面白いお寺さんや、迷路のような構造で、最初に入ったときはそこまで感じなかったのに、何度か通ううちに建具の昭和感が愛おしくなって、「なでなでしたくなる」ような温かさのあるお寺さんがあったり、とにかく人が温かいお寺さんがあったり…部屋の場所を覚えたころに次の現場へ移るので、少し寂しさもありましたね。
そして何より、皆さん本当に感じが良くて、若いお坊さんと話す機会なんて普段はないので、そういう時間がとても貴重でした。
仕事の合間には、同じく短期で来ているスタッフの方をランチに誘ったりもしました。話しかけると「明日帰るんです〜」という人も多いのですが、境遇が似ているからこそ話が弾むんです。初対面でも一緒にお昼を食べられる距離感が面白くて、皆さんのバックグラウンドが違うからこそ、どの話も新鮮でした。普段の生活では、娘より若い人や息子くらいの世代と話す機会はほとんどありませんし、同世代の人でも、きっかけがないと話さないものです。だからこそ、こういう場所で自然に交流できるのが嬉しくて、ランチには4〜5回くらい誘いました。だいたい“かすうどん”なんですけどね(笑)

6月の滞在では特に仲良くなった方がいて、その方とは今でもたまに連絡を取り合っています。家族が高野山に遊びに来たときに偶然ばったり会って紹介したり、一緒にお昼を食べたりもしました。こういう偶然の重なりが、ここならではの温かさだと思います。

高野山大学 行道部の皆様の法会に参加させていただきました。

Q.印象に残っていることは何ですか?

いくつかありますね。
ひとつは、勤務終わりに、勤務先のお寺の奥様にお願いしてお風呂に入らせていただいたことは、今でも特別な思い出です。滞在先はユニットバスでゆっくり湯船につかりづらかったので、あのひとときは本当にありがたかったです。

あとは、高野山といえば、私の中では“かすうどん”ですね。
関東ではなかなか出会えない味で、仕事の合間に食べる一杯がご褒美のようでした。
また、金剛峯寺の千住さんの襖絵が大好きで、家族が来たときには必ず案内しました。
静けさの中に力強さがある作品で、見るたびに心が動きます。
秋は宿坊が開いていなかったので、家族が来たときはゲストハウス・コクウに宿泊しました。奥の院、金剛峯寺、大門、寺カフェ、天風テラス……

思い出のかすうどん
お気に入りのかすうどんトッピング♪

家族と一緒に巡った高野山は、また違う表情を見せてくれました。奥の院は一の橋から歩くと意外と距離があり、昼間に家族を案内し、夜はナイトツアーにも参加して二往復したときは、さすがに足が笑いました。あとは、西塔で瞑想をしたとき、たまたま話した相手がリゾートバイトで来ている別の宿坊のスタッフさんでした。そういう出会いも思い出に残っています。
高野山での仕事は、自分で考えて行動する場面が多く、日常では流されてしまいがちな部分が、ここでは一つひとつ意識的になりますよね。それがとても良い刺激になりました。
仕事も、自転車通勤も、山の生活も、体力があるうちに経験してほしいと思います!
頭を使う仕事も良いけれど、身体を動かす仕事は「働いた!」という実感が強いですしね。特に8時間勤務のお寺さん勤務のときは、少ししんどかったですが、空き時間もあって毎日ではなかったので、終わったあとの達成感は大きかったです。

フルで働いた後の達成感!

Q.参加前後で気持ちの変化はありましたか?

はい。まず、仏教そのものへの興味が一気に深まりました。テレビで「高野山」という文字が出ると自然と目がいくようになり、三つの文字を見るだけで反応してしまうほどです。お大師さまだけでなく、仏教全体に関心が広がり、真言宗だけじゃなくて永平寺にも行ってみたくなりましたし、神社にももっと足を運んでみたいと思うようになりました。滞在中に瞑想を勧めてもらって、瞑想センターに行ったという話を聞いたりもして、それにも興味が湧きました。そして、高野山での経験を通して、「50代でもまだまだ楽しいことがある」ということを娘たちにも伝えたいと思うようになりました。日本では年齢を重ねることにネガティブな空気がありますが、好奇心を持ち続けるほうが人生はずっと楽しいです。もちろん、気持ちと身体が追いつかない日もありますが、友達に「8割くらいでいいよ」と言われるくらい、私は全力で楽しんでます。
人生100年時代。
まだまだこれからだと、心から思えるようになりました。

お寺で写経体験!書く瞑想で心を整えました。

Q.これから参加される方へメッセージをお願いします。

動けるうちに動いたほうがいいです!
これは、高野山での経験を通して強く感じたことです。
私の年代になると、大病をしたり、がんになったりという話も身近に聞こえてきます。
失敗なんて全然怖くありません。一歩が踏み出せない人はたくさんいるけれど、実際の“一歩”って、思っているほど大したことじゃないんですよね。
もしダメだったら、引っ込めばいいだけなんです。
私自身、最初はスマホを使いこなすのが苦手で大変でしたが、結局は慣れだなと思いました。使わないと使いこなせないし、せっかくあるなら挑戦したほうがいい。
それは人生にも同じことが言えると思います。日常に流されていると、時間はあっという間に過ぎてしまいます。だからこそ、日常から少し離れて自分を振り返る時間はとても貴重です。
高野山で過ごした日々は、まるで“時空が止まっている”ような感覚でした。
旅行だと日帰りで終わってしまうけれど、私はトータルで一か月以上滞在して、それでも「まだいたい」と思える場所でした。またいつか、あの場所で新しい出会いがあったら嬉しい。そう思える経験ができたことに、心から感謝しています。

Q.高野山での滞在を一言で表すと?

【かすうどん!(笑)】

これが、私にとっての高野山の象徴ですね!
高野山での生活は、便利とは言えません。一人だと料理もつい適当になってしまうし、食材を買いに行くのもひと苦労です。でも、その“不便さ”が逆に、日常では気づかないことに気づかせてくれました。

料理って、自分のためだけだと手を抜いてしまうけれど、誰かのために作るときは自然と丁寧になる。そんなことを、山の上で改めて感じました。たとえ短期間の滞在でも、懐かしむ人や場所があるってすごく貴重でステキな私の宝物になりました。

娘が遊びに来てくれて、はたらく旅の仲間と一緒に大好きなかすうどん!

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