高野山で働き暮らす新しい体験を用意して、皆様をお待ちしております
宿坊協会理事長の山階と申します。
昔から高野山では、お寺と諸国大名の檀縁関係により、越後の国は何々院、山城の国は何々院とそれぞれの所縁坊が決まっておりました。西暦1832年の調べでは、812の寺院が存在していたと言われていますが、明治の廃藩置県や火災消失などにより、今日では117ヶ寺、うち宿坊を運営しているのは51ヶ寺となっております。
従来、高野山高校や高野山大学で学ぶ修行僧や熱心な信者の方々が宿坊の運営を支えておりましたが、現在は修行僧の減少など、様々な時代の変化により、宿坊の人手は不足しております。
この度、宿坊協会としては、DMC高野山と共に「はたらきながら旅する」体験の提供を開始しました。高野山で、働き、暮らしながら、多くの方に高野山のことを知っていただけると幸いです。
高野山へのお越しを心よりお待ちしております。
話者:山階 清隆
プロフィール:
一般社団法人高野山宿坊協会理事長。不動院住職。2023年2月より、高野山宿坊協会・観光遺産産業化ファンド・DMC高野山の合弁による「高野山未来創造プラットフォーム株式会社(旧社名:宿坊協会不動産・IT開発管理株式会社)」の代表取締役社長も兼任。